はじめに
「Moon」は唐突に宇宙規模の話が出てきますね。
斜め読みすると理解が追いつかなくなります(汗)
なんとか考察記事を書き上げましたが、人生で初めての考察ですので、どうかお手柔らかに…(/ω\)
※情報の転載はお控えください。
※この考察は管理人の勝手な解釈です。「そうだったのか!」と飲み込むのも、「異議あり!」と反論するのも自由です(‘∇’)
※文字数削減のため、いつもの「さん」付けじゃなくなっています。
Moonのストーリー三行まとめ
篝は「命の理論」を研究していました。
瑚太朗たちの活躍により、妨害にあいながらも研究は完成、実行されます。
この理論に導かれる「瑚太朗」は、生命を未来へ導けるのでしょうか。(Terraへ続く)
舞台は月
「Moon」の名前通り、舞台は月です。
時空の外、現世ではない場所、とも言えます。
一方、これまでのヒロインルートは「時空の内側」、「現世」と言われています。
時間軸としては、ヒロインルート(他、語られなかったあらゆる世界)→Moonです。
篝について
ひたすら「命の理論」の研究をしています。
この理論の完成こそ、Moonのテーマです(たぶん)。
人に接触していないので話せませんが、瑚太朗と過ごすうち感情を得ます。
Moonの瑚太朗について
理論の一部でしかなかった瑚太朗が、”今夜”という場所に現れました。
なぜ江坂などの大物人物を差し置いて、瑚太朗が現れたのでしょうか。
瑚太朗が現れた理由については、加島桜が送り込んだ諜報用の魔物に対して瑚太朗自身が「思い出したよ。篝を守るために呼ばれたと思ったら、殺す側だったとは笑える」と話しています。
加えて、各ヒロインルートにてヒロインを選択することで篝を失うことから、「俺は篝に対する反作用そのもの」だとも言っています。
なににしても瑚太朗は篝の敵として現れたようです。
しかし、そのことを自覚する前に瑚太朗は「このか細い現象を守ってやりたい」と篝を守る決心をしていました。
愛ですね(/ω\)
この愛が理論の完成を導きました(後述)。
最初に書いた時間軸の通り、Moonの瑚太朗は「命の理論」にある可能性(枝世界)の全てを体験しています。
その一部の可能性がヒロインルートです。
他の可能性には、OL浜田みち子さんとの結婚やガーディアン江坂たちとガイアを殲滅した等の語られなかったものがあります。
瑚太朗はそれら可能性の記憶を辿っているうち、自分の過去の不審な点、どの可能性でも回避できなかったある出来事を見つけました。
その出来事により、瑚太朗は数年間病院で眠らされ(空白)、カザコーでオカ研メンバーを集める青春を過ごすことになります。
その出来事による「空白」が重要なポイントです。
余談ですが、小鳥ルートで瑚太朗は小鳥に「俺は魔物なのか?」と訊きました。
小鳥は「わからない」と答えましたが、Moonの瑚太朗がその答えを「半分魔物のようなものだった」と言っています。
半魚人ならぬ半魔人…?(‘∇’)
命の理論とは
命の理論とは、生命が存続するための可能性の模索です。
巨大紙に書かれた枝が生命の続く未来を示していますが、どれも先が途絶えています。
いずれも鍵が出現して文明を滅ぼすか、資源を使いきり死の星になるかで未来が見えない状態ということですね。
多くの時間をかけて篝はなんとか理論を形にします。
でも、その理論は「不確定」で生命が生存できるか不明の、悪い言い方をすれば妥協した理論でした。
妥協とは言っても、それまでの理論では生命生存の可能性は0だったので、「不確定」にすることで希望を見つけたかったのでしょう。
この不確定の理論に、瑚太朗は軽い気持ちでコメントを残します。
理論に影響しない隅っこのほうに、「いつかまた君と会いたい 天王寺瑚太朗」と。
このコメントをきっかけに篝は小理論を作成し、これまでの理論に組み込みました。
すると、未来への枝は伸び、とんでもないほど無数の可能性を示しました。
生命が存続する理論が完成したのです。
・なぜ瑚太朗のコメントから理論が完成したのか?
瑚太朗のコメントは「愛」を感じさせるものですね。
おそらく、篝はこれまで「この月でいかに生命を存続させるか」を模索していたのでしょう。
しかし、瑚太朗の「愛」が篝の良心に訴えかけ、独占をやめることを決意。
今まで奪っていた(借りていた?)生命を地球に返し、地球での理論の実行を組み込むことで、未来の可能性が広がりました。
篝が独占をやめることを決意した胸の内は、Moonの最後で「利己的な私」や「永遠の蜜月を望むことは罪」、「奪ったものを返して私は無に帰る」などと語られています。
また、理論が完成した理由の1つに、月では宇宙開発など文明の発展を望めなかったことも考えられます。
「庭の文明」という言葉を検索したくだりで「天体表面積が狭い惑星では、知的種族をより高次の段階に持ち上げることは難しい」とありますね。
理論が完成した際に篝が哀れむような瞳で泣いていたのは、別れが寂しかったからでしょう。
月の篝は地球の篝とは別です。
「地球での理論の実行=月の篝との別れ」を示します。
篝は地球で理論を実行させるため、滅びを行い瑚太朗たちを地球へ送りました。
それまで月にあった街や森、瑚太朗は全てアウロラとなり、地球へ送られ、地球で再進化が始まりました。
地球(Terra)で再び瑚太朗という人物、風祭市という舞台、その他ヒロインルート等との共通点があるのは、再進化とアウロラの特性(後述)によるものです。
決して時間が巻き戻ったわけではありません。
なお、篝が行っていた可能性の模索は「命の理論は机上のものではなく、現実の出来事と完全な対応関係にある」とありますので、シミュレーションではないようです。
瑚太朗がヒロインルートを体験してきた通り、全て現実みたいですね。
滅びと再進化、アウロラについて
研究に励む篝をよそに、オカ研メンバーが命の理論でシミュレーションする場面があります。
オカ研らしい楽しい雰囲気、懐かしいですね。
瑚太朗たちがいじる理論はコピーしたものなので現実には影響しません。
このシミュレーションで注目すべきは、月で地球を破壊する静流…ではなく、「アウロラ」の特性と「再進化」という現象です。
カンブリア紀に静流が3メートル級のヘラクレスオオカブトガニを登場させたことを覚えていますか?
その後、シミュレーション上の地球には鍵が現れて滅びが起き、再進化が始まるわけですが、再進化の途中でヘラクレスオオカブトガニが登場します。
ヘラクレスオオカブトガニは静流のオリジナルなので、そんな生物が自然に現れるはずがありません。
なのに現れた理由は、アウロラが進化の履歴を記録しているためです。
再進化の過程でアウロラの進化の履歴が参照されることにより、進化が早まる効果があります。
ちなみに、瑚太朗はアウロラの情報蓄積の性質を利用して「こんな風に生きていると鍵が出るぞ、気をつけろ!」のような攻略情報を次世代に送ろうと考えましたが、アウロラは「進化の履歴のみ記録の蓄積ができる」という特性により、その作戦はボツになりました。
アウロラは、命、万能の力、奇跡とも呼ばれます。
アウロラは、星に宿り環境を整えて、生命の誕生を助ける働きをします。
地球に生命がいるのもアウロラのおかげです。
ところが、このアウロラは鍵も生み出し、滅びを起こします。
「生命の誕生を助けるのに、滅ぼすって矛盾しているじゃん!」と思いますが、鍵が滅びを起こす「基準」というものが存在します。
その基準について、ヒロインルートでは「良い記憶を与えない=地球環境を大切にしない と鍵が現れる」と考えられています。
しかし、Moonの瑚太朗は「環境破壊の度合いなどの次元で滅びは起こしていない。種族的なあきらめを見抜いている」と、基準について従来の考えは違うのでは、と感じています。
「良い記憶」とは何か。これはTerraで語られますので、考察Terra編をご覧ください。
重要なのは、アウロラが進化の履歴を蓄積できること、再進化で同じように進化していくこと、です。
オカ研メンバー集結
篝を守るため、オカ研メンバー+αが集まり力を合わせる場面は燃えますね。
オカ研メンバーが再度集まることができたのは、森や街に小鳥たちの命がわずかに残っていた(幽霊のような存在)からです。
それらの命は篝との因縁が乏しかったせいで幽霊みたいでしたが、瑚太朗が命の理論で得た知識と活力を用いることでオカ研メンバーを出現させるに至りました。
後はドルイドの技術のように、活力だけ与えて自動機動、ということかと(‘∇’)
物語はTerraへ
完成した理論を含んだアウロラは地球へ届きました。
これから再進化が始まります。
数億年後の風祭市で天王寺瑚太朗は「あの出来事による空白」を回避できるのでしょうか。
そして、回避した先の未来ではどんなことが起こるのでしょうか。
天王寺瑚太朗は理論の篝火に導かれるまま、過酷な道へ進んでいきます。
ツッコミコーナー
この考察記事を書くためにMoonをやり直し、管理人の理解力とセーブデータを何度も上書きしました。
やり直し途中でちょっと気になるところを見つけたのでツッコミますヽ(´ー`)ノ
街についての描写で「街のインフラは生きていた。水道も出たし、自動販売機も動いた。ただ電気だけがつかず、街は夜であることが強く規定されていた。」とありますが、電気がつかないのに自動販売機やケータイを使えていたのは…
「何故だぁーーーーーーー!」
公式の解説が読みたい場合はこちらをどうぞ(‘∇’)
Rewrite攻略一覧ページへ | Rewrite考察-Terra編 >
インフラが生きてたこと、
それこそアウロラの力では?w
ここで言う電気は「灯り」のことでは?と思ったりして
確かに疑問に思わなかった。
そんな自分に・・・・
「何故だぁーーーーーー!!」
ヒント!
ここで言う電気=灯り
ここで言う電気って、照明のことをさすんじゃないでしょうか?
「電気をつける=明かりをつける」
って意味で用いることが多いと思います。
自分はその理解で読んでたのですが、確かに言われてみるとそうだとしても意味がとりにくいですね。
夜であることが規定されてるから電気(照明)が付かないだけで
電力や電波は存在しているのでは
それって電球の類が使えないってことですかな?
強い因果によって人が居ないって事を言いたいだけな気がする。
・なぜ瑚太朗のコメントから理論が完成したのか?
の所なのですが
「月での生命が存続するための可能性の模索」をやめたから未来の可能性が広がったのではなく
瑚太郎に「いつかまた君と会いたい(篝を大切に思う気持ち)」という気持ちを(言葉が悪いですが)植えつける事によって
未来の可能性が広がったのではないのでしょうか?
月での瑚太郎と地球での瑚太郎の大きな差は、篝に一目惚れするか、大切なものだと言う気持ちが沸くかどうかだと自分は考えています
それがあるから、瑚太郎に空白の時間が生まれなかったのではないでしょうか?
選択肢の時に現れる篝火なのですが、通常篝火が現れると不正解の選択肢は選べなくなるんですが
篝を確保するか、排除するか、逃がすかの所だけ、不正解の選択肢を選べるんです
これは、月での瑚太郎と同じ未来になるか、別の未来になるかの分岐なんですが
月とは別の未来(可能性が広かる未来)に繋がる選択肢を選ぶのは、篝がとても大切なものだとわかっているからだと思います(逃がすを選択した後の文章にそう書いているので)
いろいろ考察が足りなかったり、言葉が足りなかったりする意見なのですが
未来の可能性が広がるのは瑚太郎が篝を大切に思う気持ちがあるから
だったらいいなっていう個人的思いから無理やり広げてみました
電気=灯りと思います。電気つけてと人に頼んだりしますので。
そういや最後のほうの咲夜ってどうなったんですか?
あの出来事とはなんぞや。
他の方も書いてますが、電気=電灯、のことでしょうね
どうやって咲夜があの場に現れたのか
わかる人います?
多分ですが丘での咲夜について
咲夜が過大強化する際に瑚太郎が言ってましたが、「咲夜のという意識体はここを帰結点としている」。
つまり咲夜という魔物の運命の終着点は、必ずあの丘へ繋がるということではないでしょうか。
そして「咲夜と言う存在の全認識を持って」というのは、全ての可能性の世界の咲夜という存在をあの丘に帰結・集約し、結果として現世から咲夜が存在する可能性を失ってしまったのだと思います。
また、Terraで最後の強化をした瑚太郎に咲夜が語りかけたのは、限界まで強化をした瑚太郎が咲夜と同じ様に時空の外の世界に帰結する存在になったからなのだと思います。
言葉からの予測に妄想も含んでますので参考こんな意見もあるんだなー程度にご参照くださいw
そもそも何故咲夜があの丘を帰結点としているか判らないのであまり説得力ないかもですねww
帰結点の話ですが、あれって咲夜自身が定めたんじゃないですか?自分はそう思ってましたが……
あの場面で現出する為に数多の枝世界からあの丘へ焦点を合わせたという事で(そうでもしないと顕現できなかった?)
どうやったかは、まあ加島桜も干渉できるのだし不可能ではないでしょうし、と思考停止しますが……
月の篝と地球の篝が双子ってどういうことなんですかね? 地球と月、両方に同時に篝は存在できるってことなんですか?
いやぁダイブ分かりやすく噛み砕かれていてありがたい。
リライトむずかしーですよねぇ。一人でこれを理解できていった人は相当楽しめてるんだろうなぁw
今、MOONプレイし終わったー\(^^)/
いやぁ、かなり理解するのに苦労がいりますねww
でも、管理人さんの考察とほかの方の意見を聞いてなんとなく意味がわかったような気がします。
これで、安心してTerraをプレイすることができる。
咲夜は自らの意思で顕現してきたんです
設定上は他のメンバーは抽出構成されたとなっていますが、つまり呼ばれたわけなんだと思います
とにかく事実上そういう扱いなんです
咲夜は自身の存在理由をあの戦いに収束させることで
代わりにちからを最大限に引き出したんです
それはどの世界の咲夜も皆、あの場所に辿り着くように因果を固めて
それはそれ以外の可能性を無くした樹形図の逆さま版咲夜の収束
咲夜の扱いは随分と練られていると思います
篝が哀れむような目で見送ったのはteraルートで湖太郎が犠牲にならなければならないからそれが悲しかったんだろ
哀れんでるんだから別れる悲しみではないでしょ
「集団に満足して埋没したら探究者にはなれない、人間はどちらかにしかなれない」
てのは英雄となるコタロウにはもはやオカケンを作ることはできないってことかと
篝はそんなコタロウの孤独の道を思って哀れんだのでは
電気が通っていなかったら何も出来ないではないかああああああああああ!!!
ケータイは篝や瑚太郎君が伝えられるようにしたのでは?
最初の一回は篝が危険を伝えるために媒介として使っただけで機能が復活したわけではないと思います
そして瑚太郎君は知性を向上させ命の理論に触れることでいろいろなことをできるようになりました
実際何もないところから音楽を流したり影の人間を出したりしています
それを応用させて通信機具として通常のケータイとは違う方法で使えるようにした、のではないかと思っています
インフラが使えたのは「そういう機能を持つ道具」としての性質を与えられていたからかなと
電気の有無も関係なくただ単体でそういう存在、概念としてあったのではないか」
電気がつかない、明かりがないのは推測ですが「篝(暗闇で目標を指し示す唯一の明かり)という名の強調」或いは「文明(の象徴である明かり)がないことで人の存在がないこと」を示してるのかなと